PR

技能実習から特定技能へ移行できる?手続き方法やメリット・デメリット

公開日:2023/07/15

技能実習制度と特定技能制度は、外国人労働者の日本での雇用を支援するために作られた制度ですが、具体的な違いについてきちんと理解しているという方は少ないのではないでしょうか。特定技能人材の採用前に知っておきたい、技能実習と特定技能の違いや、技能実習から特定技能への移行方法、移行のメリットとデメリットについてご紹介します。

技能実習と特定技能の違いとは

技能実習制度は、外国人労働者に日本の企業で技能を習得する機会を与え、特定技能制度は、日本において必要な技能や技能レベルを持った外国人労働者を受け入れることを目的としています。

技能実習制度では、企業が実施する技能について習得できますが、特定技能制度では、特定の職種に必要な技能について習得できます。また、特定技能制度には、技能実習制度よりも高度な技能を習得できる「特定技能1号」があります。

技能実習制度では、実習生に対して賃金が支払われますが、最低賃金に達しない場合があります。一方、特定技能制度では、日本国内の労働者と同等の賃金を支払うことが求められます。そのため技能実習生は特定技能に移行することでよりよい待遇での就労が可能となります。

技能実習制度では、実習期間が終了したあと、技能実習評価試験に合格すると、技能実習生としての資格が得られます。一方、特定技能制度では、職種ごとに必要な資格が定められており、外国人労働者はその資格を取得することが求められます。

技能実習制度では最長で3年間の滞在が可能となっていますが、特定技能制度であれば、最長5年間滞在が可能で再入国もできます。特定技能に移行すると技能実習では認められていない転籍・転職も可能になります。

技能実習から特定技能へ移行はできる?

技能実習制度の実習生は、実習期間終了後に帰国することが原則となっていますが、特定の条件を満たすと特定技能に移行できます。

介護、ビルクリーニング、素形材産業、産業機械製造業、電気・電子情報関連産業、建設、造船・舶用工業、自動車整備、航空、宿泊、農業、漁業、飲食料品製造業、外食業の14分野が移行可能な特定分野です。

国内で人材確保が困難とされている分野が特定分野として定められています。

移行の条件と移行の方法とは

技能実習生が特定技能に移行するには、実習期間中に技能実習先の企業が特定技能制度に参加すること、実習生が特定技能制度で求められる資格や技能レベルを持っていること、特定技能制度において就労ビザの取得に必要な条件を満たしていること、といった条件を満たしたうえで申請手続きを行う必要があります。

技能実習生が技能実習2号を良好に修了していれば日本語試験が免除になります。移行のためには技能実習先の企業が移行支援協定を締結し、移行希望者が所属する実習機関や移行支援機関を通じて移行手続きを行います。

企業は特定技能外国人と雇用契約を締結し、1号特定技能外国人支援計画を策定、もしくは登録支援機関と委託契約を締結、契約締結前後に受入れ機関などが実施する事前ガイダンス実施、健康診断実施、在留資格変更許可申請を出入国在留管理庁に申請といった手続きを行います。

在留資格変更許可申請は手続きに2~3か月程度時間がかかることも覚えておくといいでしょう。

移行するメリット・デメリット

技能実習生が特定技能に移行すると実習生の外国人は日本での長期的な就労が可能になります。企業はせっかく仕事を覚えた実習生により長く働いてもらうことができます。

日本人でも3年以内の離職率の高さは課題となっています。せっかく採用してもすぐに辞めてしまう人が多いという状況下、長期で人材を確保することができる点は人材確保が課題となっている企業にとっては大きなメリットになります。

技能実習から特定技能に移行することで、労働者は技能実習生時代よりも高い賃金を得ることができるようになります。これは実習生にとってはメリットですが企業側にとってはデメリットの側面もあります。

技能実習生は実習期間中に日本の生活環境を経験できますが、帰国後に再度日本での就労を希望する場合には、再び日本での生活環境を整えなければなりません。特定技能に移行すれば、実習生期間の生活環境をそのまま維持できます。

ただ、移行は簡単にできるわけではなく前述のとおり一定の条件を満たす必要があります。移行には申請手続きが必要であり、手続きには時間と労力がかかる点は企業にとってデメリットといえます。

実習生側では移行が可能な特定分野が限定されているため、技能実習生とは仕事内容や労働環境が変わることがあります。

まとめ

技能実習から特定技能に移行するには煩雑な手続きはあるものの総合的には企業と労働者双方にメリットがあります。長く働き続けることができるようになることで労働者はよりよい報酬を安定して受け取ることができるようになりますし、企業は人材を確保しておくことができます。

こちらで紹介した内容も参考に、技能実習と特定技能の制度を上手に活用してください。

おすすめ関連記事

特定技能人材紹介会社比較表

イメージ1
2
3
4
5
6
7
会社名株式会社GLORY OF BRIDGE(グローリーオブブリッジ)フルキャストホールディングスONODERA USER RUN(オノデラユーザーラン)株式会社ORJSTAYWORKER(ステイワーカー)GTN(グローバルトラストネットワークス)ウィルオブ・ワーク
特徴人材紹介・管理団体の経験者が営む企業で、業界経験者が集まっている。業種・職種に限らず、顧客のニーズに合わせた人材を紹介。外国人材が日本で安心して活躍するための継続した教育を行っている。外国人の入出国から在留時における包括的サポート体制を確立している。東証プライム上場グループの経営基盤がある。適切な住居の確保、生活に必要な契約に係る支援をはじめ、すべての支援業務をワンストップで行う。SNSとグループ会社を活用した集客力で、採用期間を短縮している。
対応可能職種全職種製産、小売、清掃、飲食、物流・倉庫、オフィス、農業、その他介護、飲食料品製造飲食料品製造業、製造業、介護、外食業、宿泊、ビルクリーニング、農業、漁業、自動車整備、建設、航空、造船・舶用工業記載なし介護介護業、ビルクリーニング業、素形材・産業機械・電気電子情報関連製造業、建設業、造船・舶用工業、自動車整備業、航空業、宿泊業、農業、漁業、飲食料品製造業、外食業
対応可能言語日本語、英語、ベトナム語、インドネシア語、タガログ語記載なしフィリピン、ベトナム、ミャンマー、カンボジア、インドネシア、ラオス、インド■ 翻訳サービスの例
英語、ベトナム語、タガログ語、インドネシア語、タイ語、ネパール語、マレー語、ヒンディー語、ベンガル語、タミル語、中国語、韓国語、ポルトガル語、スペイン語 など
英語、中国語、韓国語、ベトナム語、ネパール語、モンゴル語、スペイン語、ポルトガル語、ミャンマー語、ヒンディー語、台湾語、タガログ語、インドネシア語、タイ語、ベンガル語英語、中国語、韓国語、台湾語、タガログ語、ベトナム語、ウクライナ語、モンゴル語、ネパール語、インドネシア語、ヒンディー語・ウルドゥー語、ポルトガル語、ロシア語、ドイツ語、スペイン語、フランス語 などベトナム、フィリピン、ミャンマー、インドネシア、中国、ネパール、カンボジア、モンゴル
対応可能エリア全国(離島含む)東京、神奈川、千葉、埼玉の1都3県と、その周辺全国東京、札幌、栃木、横浜、豊橋、大阪、広島、大分に拠点を展開。全国全国記載なし
問い合わせ電話・メールフォーム電話・メールフォーム電話・メールフォームメールフォーム電話・メールフォームメールフォーム電話・メールフォーム
会社情報株式会社GLORY OF BRIDGE(グローリー オブ ブリッジ)
〒104-0033
東京都中央区新川2-24-2
ビコービル6階
株式会社フルキャストグローバル
〒141-0031
東京都品川区西五反田8-9-5
FORECAST五反田WEST 12階
株式会社ONODERA USER RUN(オノデラユーザーラン)
〒100-0004
東京都千代田区大手町1-1-3
大手センタービル14階
株式会社ORJ
〒530-0012
大阪府大阪市北区芝田1-14-8
梅田北プレイス2階
株式会社Next Innovation(ステイワーカー)
【本社】
〒150-0011
東京都渋谷区東1-32-12
渋谷プロパティ―タワー9階

【本店】
〒141-0021
東京都品川区上大崎3-1-1
目黒セントラルスクエア
株式会社グローバルトラストネットワークス
〒170-0013
東京都豊島区東池袋1-21-11
オーク池袋ビル2階
株式会社ウィルオブ・ワーク
〒160-0022
東京都新宿区新宿3-1-24
京王新宿三丁目ビル3階
詳細リンク詳しくはこちら詳しくはこちら詳しくはこちら詳しくはこちら詳しくはこちら詳しくはこちら詳しくはこちら
公式サイト公式サイトへ公式サイトへ公式サイトへ公式サイトへ公式サイトへ公式サイトへ公式サイトへ